今回は、最近耳にする機会も増えたであろうコミュニケーションツール「Discord(ディスコード)」について、初心者さん向けに徹底的に解説していきたいと思います。
特に、オンラインでのSNS雑談やコミュニティ活動で人気の「Calme(カルム)会議」のように、活発な交流が行われている場所でDiscordが選ばれている理由も、この解説を読んでいただければきっと納得できるはずです。
「難しそう」「ゲームする人が使うんでしょ?」と思っている方もご安心ください。この記事を読めば、Discordの魅力と基本的な使い方がまるっと理解できますよ!

Discordの歴史
「Discord」は、2015年5月に「ジェイソン・シトロン(Jason Citron)」と「スタン・ヴィシュネフスキー(Stanislav Vishnevsky)」によって設立された「Hammer & Chisel Inc.」によって開発されました。
当時、ゲーマーたちはゲームをしながら快適にコミュニケーションを取れるツールを求めていましたが、既存のツールでは遅延や音質の問題、使いにくさなどが課題となっていました。
そこで、彼らはゲーマーのための高品質な音声通話とチャット機能を備えた「Discord」を開発しました。「Discord」はリリース後、瞬く間にゲーマーたちの間で人気となり、その使いやすさと多機能性から、ゲーム以外のコミュニティにも広まっていきました。
2020年には、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリモートワークやオンライン学習の普及により、ビジネスや教育分野でも利用が拡大しました。
Discord(ディスコード)って、そもそも何?
Discordは一言でいうと、「ボイスチャットとテキストチャットに特化したコミュニケーションツール」です。
もともとはゲーマー向けのツールとして開発されましたが、その使いやすさや多機能性、そして何より無料で利用できることから、今ではビジネス、学習、趣味のコミュニティ、そして「Calme(カルム)会議」のようなSNS雑談コミュニティなど、幅広い分野で活用されています。
LINEやX(旧Twitter)、FacebookなどのSNSとは少し異なり、特定の話題やグループに特化した「秘密基地」のような場所を作って、そこで濃密なコミュニケーションを取るのに最適なツールなんです。
なぜDiscordが「SNS雑談」に選ばれるの?その特徴とは
では、なぜDiscordがオンラインでの雑談やコミュニティ活動にこれほどまでに適しているのでしょうか?その特徴を見ていきましょう。
豊富なコミュニケーション機能
Discordは、テキストでのチャットはもちろん、高音質・低遅延のボイスチャット、さらにはビデオ通話や画面共有まで、オンラインでコミュニケーションを取る上で必要な機能がほとんど揃っています。これにより、まるで隣にいるかのように、スムーズな会話が可能です。
「サーバー」という独自の仕組み
Discordの最大の特徴は「サーバー」という概念です。これは、特定の目的やテーマを持ったグループが集まる「場所」のこと。たとえば、「Calme会議」というサーバーの中に、参加者全員が集まっている、というイメージです。誰でも無料で自由にサーバーを作成できます。
「チャンネル」で話題を整理
サーバーの中は、さらに「チャンネル」という単位で細かく分かれています。チャンネルは「話題ごとの部屋」だと思ってください。
- 「雑談」チャンネル
- 「イベント告知」チャンネル
- 「自己紹介」チャンネル
- 「音楽好き」チャンネル
といったように、同じサーバーの中に様々なチャンネルを作り、それぞれのチャンネルで特定の話題について話し合うことができます。これにより、情報がごちゃ混ぜにならず、とても分かりやすく整理された状態でコミュニケーションが進みます。
自由なカスタマイズ性
サーバーの管理者(サーバーオーナー)は、メンバーに「ロール(役職)」を付与したり、チャンネルごとに閲覧・書き込み権限を設定したりと、非常に細かくカスタマイズできます。これにより、コミュニティのルールや雰囲気に合わせた、最適な環境を作り出すことが可能です。
無料で使える!
基本的な機能はすべて無料で利用できます。もちろん、有料の「Discord Nitro」というプランもありますが、これはあくまで追加機能や特典であり、通常の利用であれば無料で全く問題ありません。この手軽さも人気の秘密です。
Discordでよく使う言葉を覚えよう!【重要ワード解説】
Discordを始める上で、これだけは覚えておきたい!という重要用語を解説します。
サーバー (Server)
Discordにおけるコミュニティ全体の「場所」です。LINEでいう「グループ」に少し似ていますが、チャンネル分けができる点が大きく異なります。「Calme(カルム)会議」も一つのサーバーとして存在しています。
チャンネル (Channel)
サーバーの中にある「部屋」のことです。大きく分けて以下の2種類があります。
- テキストチャンネル (Text Channel):文字を入力してチャットをする場所です。
- ボイスチャンネル (Voice Channel):音声で会話をする場所です。マイクを使って話すこともできますし、「聞き専」(聞くだけ)で参加することも可能です。
メンバー (Member)
サーバーに参加している人たちのことです。
ロール (Role/役職)
サーバー内でメンバーに与えられる「役割」や「肩書き」のようなものです。例えば「管理者」「モデレーター」「一般メンバー」「新人さん」といったロールを設定し、ロールごとに特定のチャンネルへのアクセス権限や、使える機能などを設定することができます。これにより、サーバーの運営がしやすくなります。
DM (ダイレクトメッセージ / Direct Message)
特定のサーバーに関係なく、Discord上の特定の相手と1対1でメッセージをやり取りする機能です。LINEの個別チャットのようなものです。
さっそくDiscordを始めてみよう!【登録から参加まで】
では、実際にDiscordを始める手順を見ていきましょう。
ステップ1:Discordアプリをダウンロード&インストール
Discordは、PC(Windows, macOS, Linux)やスマートフォン(iOS, Android)など、様々なデバイスで利用できます。
- PCの場合: Discordの公式サイト(https://discord.com/)にアクセスし、「Windows版をダウンロード」または「Mac OS版をダウンロード」をクリックしてアプリをインストールします。Webブラウザ版もありますが、アプリ版の方が高機能でおすすめです。
- スマートフォンの場合: App Store(iOS)またはGoogle Playストア(Android)で「Discord」と検索し、アプリをダウンロードします。
ステップ2:アカウントを作成しよう
アプリを起動したら、まずはアカウントを作成します。
「登録」ボタンをタップ(クリック)し、以下の情報を入力してください。
- 生年月日
- メールアドレス
- ユーザー名(Discord上でのあなたの名前になります。後から変更可能です。)
- パスワード
入力後、登録したメールアドレスに確認メールが届きますので、認証を完了させればアカウント作成は完了です!
ステップ3:サーバーに参加してみよう(招待リンクの活用)
アカウントを作成したら、次はサーバーに参加してみましょう。「Calme(カルム)会議」のようなコミュニティに参加する場合、通常は「招待リンク」が発行されます。
- 参加したいサーバーの招待リンク(例: https://discord.gg/xxxxxxxx)を教えてもらいます。
- そのリンクをタップ(クリック)します。
- Discordアプリが起動し、「〇〇(サーバー名)へようこそ!」のような画面が表示されたら、「〇〇(サーバー名)に参加する」ボタンをタップ(クリック)します。
これで、サーバーへの参加は完了です!
Discordでの基本的なコミュニケーション
サーバーに参加できたら、いよいよコミュニケーションを始めてみましょう。
テキストチャンネルでの会話
画面左側に表示されているのがチャンネル一覧です。「#」マークがついているのがテキストチャンネルです。
- 参加したいテキストチャンネルをクリック(タップ)します。
- 画面下部のメッセージ入力欄に文字を入力します。
- Enterキーを押す(または送信ボタンをタップする)と、メッセージが送信されます。
ボイスチャンネルでの会話(聞き専もOK!)
「🔊」アイコンがついているのがボイスチャンネルです。
- 参加したいボイスチャンネルをクリック(タップ)します。
- 自動的にそのチャンネルに接続され、他の参加者の声が聞こえるようになります。
- マイクを使って話したい場合は、マイクがオンになっているか確認しましょう。マイクアイコンがグレーならオン、赤色の斜線が入っていればオフです。クリック(タップ)で切り替えられます。
- 聞き専の場合は、マイクをオフにしておけば、あなたの声が相手に聞こえることはありません。安心して参加できます。
絵文字とリアクションで気持ちを伝えよう
メッセージに絵文字を追加したり、他の人のメッセージに「リアクション」を送ったりすることができます。
- 絵文字の追加:メッセージ入力欄の右にある顔のアイコンをクリック(タップ)すると、絵文字を選べます。
- リアクション:他の人のメッセージにカーソルを合わせると(スマホでは長押し)、右側に顔のアイコンが表示されます。それをクリック(タップ)すると、様々な絵文字でリアクションを送ることができます。これは「いいね」や「爆笑」などの気持ちを手軽に伝えるのに便利です。
画像やファイルの共有
メッセージ入力欄の左にある「+」アイコンをクリック(タップ)すると、画像や動画、その他のファイルを簡単に共有できます。
Discordをもっと便利に!知っておくと役立つ機能
DM(ダイレクトメッセージ)
サーバー内での公開の会話とは別に、特定の相手と個人的にやり取りしたい場合はDMを利用します。
画面共有とビデオ通話
DMやボイスチャンネル内で、相手に自分の画面を見せたり、お互いの顔を見ながら話したりすることができます。
- DMまたはボイスチャンネルに参加している状態で、画面下部のビデオカメラアイコン(ビデオ通話)やモニターアイコン(画面共有)をクリック(タップ)すると開始できます。
Bot(ボット)って何?
Botは、Discordサーバーの機能を拡張してくれる自動プログラムです。例えば、
- 楽を再生するBot
- 投票を作成するBot
- 特定のキーワードに反応して面白い画像を投稿するBot
- スパムを自動で削除するBot
など、様々なBotが存在します。サーバーの管理者が導入することで、より便利で楽しいサーバーにすることができます。
「Calme(カルム)会議」のようなSNS雑談でDiscordが活躍する理由
「Calme(カルム)会議」のように、特定のテーマや趣味を持つ人たちが集まってSNS雑談をする場所では、Discordがまさにうってつけのツールです。
- 話題ごとの「部屋分け」: テキストチャンネルを細かく分けることで、「アニメ」「ゲーム」「読書」「日常の出来事」など、話題がごちゃ混ぜにならずにスムーズな会話ができます。
- リアルタイムな交流: ボイスチャンネルを使えば、まるでオフラインで集まっているかのように、すぐに雑談を開始できます。聞き専も可能なので、気軽に参加できます。
- コミュニティの形成: ロールやBotを活用することで、メンバーが活発に交流し、居心地の良いコミュニティを自然と形成していくことができます。
- 限定的な交流: 招待リンクを知っている人だけが参加できるため、クローズドな環境で安心して雑談を楽しめます。
これらの特性が、「Calme(カルム)会議」のようなSNS雑談コミュニティに、まさに最適な環境を提供しているのです。
安心して利用するために!Discordのセキュリティとプライバシー
Discordは、セキュリティ対策やプライバシー保護にも力を入れていますが、利用者側でも注意すべき点があります。
- 個人情報の共有に注意: 本名や住所、電話番号など、特定につながる個人情報は安易に公開しないようにしましょう。
- 不審なDMには注意: 身に覚えのない招待リンクや、個人情報を聞き出すようなDMには絶対に返信しないようにしましょう。
- 二段階認証の設定: アカウントのセキュリティを強化するために、二段階認証を設定することをおすすめします。
- ブロック機能の活用: 不快な言動をするユーザーはブロックできます。
Discordを楽しく使いこなすためのヒント
- まずは「聞く」ことから: いきなり積極的に話すのが苦手な方は、まずはボイスチャンネルで「聞き専」から参加したり、テキストチャンネルの様子を眺めたりするだけでもOKです。
- 自己紹介をしてみよう: 多くのサーバーには自己紹介チャンネルがあります。挨拶だけでも投稿してみると、他のメンバーとの距離が縮まるかもしれません。
- 無理のない範囲で楽しむ: どんなツールでもそうですが、無理のない範囲で、自分のペースで楽しむことが一番大切です。
いかがでしたでしょうか?
Discordは、最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、一度使い方に慣れてしまえば、その便利さと奥深さにきっと驚くはずです。
「Calme(カルム)会議」のように、活発なオンラインコミュニティの場でDiscordが選ばれているのも納得いただけたのではないでしょうか。
ぜひこの記事を参考に、あなたもDiscordの世界に飛び込んで、新しい交流を楽しんでみてくださいね!
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